Hundred of Hundred
いにしえの・・・
最近、古典に傾倒しています。特に、百人一首。
昔から、古文・漢文は好きだったのですが、Mixmasterという人物に触発され、再び読み始めるようになりました。
「そういえば、こんな歌も、あったな」などと考えるにつけても、かつて読んだときのことが思い出されます。
昔は歌の意味は分かっても、その心情に共感することなどはできなかったことを思うと、大人になったのかなぁ、とも感じられて、さびしくなったりもします。
余計なことはこれくらいにして、このページでは百人一首をひとつずつ、紹介していきたいと思います。
いつまでかかるかは、わかりませんが・・・。
早見表モ
1〜 5 /
6〜10 /
11〜15 /
16〜20 /
21〜25 /
26〜30 /
31〜35 /
36〜40 /
41〜45 /
46〜50 /
next 51 〜 100
1)
いまこむと いひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ちいでつるかな 素性法師
98.10.01
2)
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな 源 重之
98.10.02
3)
ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ 紀 友則
98.10.02
4)
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな 三条院
98.10.02
5)
ありあけの つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし 壬生 忠岑
98.10.04
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6)
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに 菅家
98.10.05
7)
さびしさに 宿をたちいでて ながむれば いづこもおなじ 秋の夕ぐれ 良暹法師
98.10.06
8)
なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる 右大将道綱母
98.10.08
9)
田子の浦に うちいでて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ 山部赤人
98.10.08
10)
玉のをよ たえなばたえね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする 式子内親王
98.10.08
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11)
人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は 後鳥羽院
98.10.14
12)
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき 参議 等
98.10.15 (11.11:追記)
13)
わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 喜撰法師
98.10.16
14)
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立 小式部内侍
98.10.17
15)
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む 御京極摂政 前太政大臣
98.10.17
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16)
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ 崇徳院
98.10.18 (11.11:追記)
17)
春の夜の ゆめばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそをしけれ 周防内侍
98.10.18
18)
こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ 権中納言 定家
98.10.22
19)
君がため 惜しからざりし いのちさへ 長くもがなと 思ひけるかな 藤原義孝
98.10.22
20)
みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに 河原左大臣
98.10.22
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21)
朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪 坂上是即
98.10.22 (26:追記)
22)
あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり 権中納言敦忠
98.10.22
23)
いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな 伊勢大輔
98.10.24
24)
ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 藤原清輔朝臣
98.10.24
25)
君がため 春の野にいでて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇
98.10.24
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26)
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 持統天皇
98.10.25
27)
忘らるる 身をば思はず ちかひてし 人のいのちの 惜しくもあるかな 右近
98.10.26
28)
高砂の をのへの桜 咲きにけり 外山のかすみ たたずもあらなむ 前中納言匡房
98.10.26
29)
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木 権中納言定頼
98.10.28
30)
すみの江の 岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ 藤原敏行朝臣
98.10.29
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31)
めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半の月かな 紫式部
98.10.30
32)
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな 謙徳公
98.10.31
33)
長からむ 心もしらず 黒髪の みだれてけさは 物をこそ思へ 待賢門堀河
98.10.31
34)
おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖 前大僧正慈円
98.10.31
35)
ちぎりおきし させもが露を いのちにて あはれ今年の 秋もいぬめり 藤原基俊
98.11. 1
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36)
なげけとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな 西行法師
98.11. 1
37)
小倉山 峰のもみぢば 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ 貞信公
98.11. 6
38)
これやこの 行くも帰るも わかれては 知るも知らぬも あふ坂の関 蝉丸
98.11. 6
39)
思ひわび さてもいのちは あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり 道因法師
98.11. 6
40)
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ 清原深養父
98.11. 6
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41)
滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ 大納言公任
98.11. 7
42)
ちぎりきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは 清原元輔
98.11. 9
43)
かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける 中納言家持
98.11.10
44)
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 僧正遍昭
98.11.11
45)
世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の つなでかなしも 鎌倉右大臣
98.11.14
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46)
うらみわび ほさぬ袖だに あるものを 恋にくちなむ 名こそをしけれ 相模
98.11.14
47)
わびぬれば いまはたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思ふ 元良親王
98.11.14
48)
しのぶれど 色にいでにけり わが恋は 物や思ふと 人のとふまで 平 兼盛
98.11.17
49)
みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣
98.11.21
50)
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 凡河内躬恒
98.11.21
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