さびしさに  宿をたちいでて  ながむれば 

  いづこもおなじ  秋の夕ぐれ

                     良暹法師  


<現代語訳>

 寂しさに耐えかね、家の外に出て辺りを見渡してみると
 どこでも同じ、寂しい秋の夕暮れ・・・。

<解説>

 第七十番。
 それはそうだろう、というつっこみはおいといて(笑)
 当たり前、といえば当たり前の歌ですね、これって。
 コメントもちょっと困ります。

 ちなみに、良暹法師の『暹』!
 検索するのにむちゃくちゃ時間がかかりました
 こんな字知らないよ・・・。





 秋、という季節は物思いに向いています。
 暑くもなく、寒くもなく、花粉も飛んではいません。

 秋の夕日はとりわけ紅い、という印象をもつのは、私一人でしょうか。

 秋の夕暮れ、夜半の月。

 秋には何かドラマがあります。  





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