わたの原 こぎいでてみれば 久方の
雲ゐにまがふ 沖つ白波
法性寺入道前関白太政大臣
<現代語訳>
大海原に漕ぎ出して眺めると、
遠くの空に浮かぶ白い雲と見間違えるような
沖の白波が見えます。
<解説>
第七十六番。
またしても叙景歌。
大自然を雄大に詠んだ歌。
晴れ渡る空に、白い雲。
大海原には白い波の帆。
自然は斯くも雄大で美しいと、
そんな感情をのびのびと素直に歌っています。
叙景歌の解説は、ちょっと苦手です。
感情移入がし難いからでしょうか。
私のセンスもその程度、というところですね(泣)
どうしましょう。
スランプです。
いつもなら、ここに書くべき「エッセイみたいなもの」が、
何も考えることなく出てくるのですが、
何故だか今日は何も思い浮かびません。
と、言うか、3、4回、文章を書いては
面白くないから削除してるんです。
どうしたのかな。
私から「駄文書き」の能力を取ったら、
あまり残るものはないというのに。
困った困った・・・。
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