ありま山  ゐなの笹原  遠ければ  

   いでそよ人を  忘れやはする

                     大弐三位  


<現代語訳>

 有馬山から猪名の笹原に風が吹くと、
 そよそよと笹が揺れます。

 そう、そのことです。
 私の心は、決して揺れることはないけれど、
 あなたは・・・?

<解説>

 第五十八番。

 大弐三位(だいにのさんみ)は紫式部の娘、藤原賢子のこと。

 猪名は「否」。
 自分は決して心変わりはしないと、
 風に吹かれる笹のように揺れ動く心を、強く否定しています。





 昔、笹原という友人がいたなぁ。

 高校の頃だったか。
 確か、あだ名は「シャンポン」(苦笑)。

 でっかいやつだったなぁ。

 年賀状に、当時ハマっていた『3×3アイズ』の絵を描いて出したら、
『YAWARA』の絵で年賀状を返してくれたっけ。

 今は何をやっているのかなぁ・・・。






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