九十五年後の世界


 予測不能 九十五年後の 世界

 不思議だね 新川崎で 降りる人

 休日に 起きると外は 闇一色

 今月も 電話料金 2000円

 常識は ないのに態度 一人前



「解説」

 第一句
最近の携帯電話にはカレンダー表示機能が付いています。
ふと、何年まで表示可能なのかが気になり、試してみました。
その結果、未来は2099年の12月、過去は1900年の1月まで表示可能でした。
(ちなみに2099年12月31日は木曜日)
1900年というと、治安警察法が制定され、立憲政友会が結成された年です。
また、2099年というと、今から95年後です。
サービス精神はそれなりに評価できますが、
本体の寿命(含買換え)が5年間持つかすら怪しいのに、
約100年後まで教えてもらっても…。
大体、持ち主生きてないし。
無駄な機能だなぁ。

 第二句
最近、電車通勤してます。
主に横須賀線を利用しているんですが(あの青い列車大好き)
見たところ、新川崎駅周辺に何もなさそうに見えます。
が、確実に降りる人は存在するわけで、
一体どんな仕事をしている人たちなのか、気になって仕方ありません。
「職業=魔法使い」とか?…いやいや。

 第三句
電池切れ->充電->昼夜逆転->リズム崩壊->月曜苦痛…(最初に戻る)

 第四句
家電(固定回線電話)です。
掛けない、掛かってこない。
基本的に「電話線=ネット接続線」。
こんなもんでしょ。
が、先日珍しく入っていた面白い留守電を1件。
「ピー…どうも、県立大のです。パソコンがイカれてしまって電話しました…(以下略)」
…セ、センセー(泣)。
危機管理は重要、というお話。

 第五句
先日、昼食時の会話。
A:「生まれたんだって?」
B:「うん、先週」
A:「男の子?女の子?」
B:「男だよ」
A:「おめでとう。第一子長男じゃん」
…何だ、それわ?
女だったら「残念だったね」とでも言うんか?
「おめでとう」の入る箇所が違くねぇか?呆けぇ。
大体、普段からお前の態度は…(以下略)
…馬鹿が多過ぎますね、社会人になってすら。



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